自国の梨栽培を目指すドミニカ 農業関係者が梨園視察 /松戸市
自国での梨の栽培を目指しているドミニカ共和国の農業関係者が2日、松戸市の梨園を視察しました。視察に訪れたのは、ドミニカの農地庁幹部ミゲル・タバレス生産部長ら一行です。一行は松戸市の観光梨園「吉乃園」を訪れ、園主の真嶋昇さんから収穫時の作業効率を考えた剪定方法や農薬の適切な散布方法などの説明を受け、熱心に耳を傾けていました。赤道直下で温暖なドミニカで梨の栽培をするには課題も多いとのことですが、タバレス生産部長は「限られたスペースで効率良く梨を栽培する方法はとても勉強になった。今後も学んでいきたい」と話していました。
松戸市は2020年の東京オリンピックでドミニカのホストタウンになっています。今回の梨を通じた交流もホストタウンの交流事業の一環で市はこれまでも梨の苗木を植樹したり専門家を派遣するなどドミニカへの農業支援を行っています。