千葉市  SNSで徳島・美波PRへ

千葉市 SNSで徳島・美波PRへ 首都圏3女性、来町し活性化事例取材

 

インターネット上で積極的に情報発信している首都圏の女性が3日、美波町をPRする取り組みを始めた。7日まで町に滞在し、美波から九州に移住して水産会社を興すなどした「県九州出漁団」を取材。会員制交流サイト(SNS)を使って紹介する。

町を訪れたのは、写真共有アプリ「インスタグラム」で約600人のフォロワーがいる主婦、早稲田沙織さん(31)=千葉市=ら3人。3日は、美波町と出漁団の子孫との交流事業を企画した町職員から話を聞いた。

出漁団のメンバーが九州から帰郷して参加していた日和佐八幡神社秋祭り(6、7日)の様子も取材する。

3人は、「美波町に関わる人を県外に増やして地域活性化を目指す」徳島県の事業に申し込んだ。出漁団についてまとめた文章や写真をSNSで発信するほか、出漁団の子孫と町の交流が深まり、町内外で認知度が高まるよう提言も行う。

出漁団は、明治中期から昭和初期にかけて長崎県沖などへ遠洋漁業に出ており、後に移住した九州で水産会社を興すなどした。今年2月には子孫の経営者が美波町を訪れ、途絶えつつあった町との交流が新たに始まっている。