船橋市  肩の脱臼:4 靱帯を縫いつけ再発防ぐ

船橋市

(患者を生きる:3654)スポーツ 肩の脱臼:4 情報編 靱帯を縫いつけ再発防ぐ

肩関節は他の関節に比べて動かせる範囲が大きい。その分、腕の骨の先端にある球状の部分「上腕骨頭」と、肩関節側の受け皿部分の接触面積が小さい。衝撃で靱帯(じんたい)が伸びるなどして、この骨頭が受け皿から外れるのが脱臼だ。
「反復性肩関節脱臼」は、けがが原因で脱臼した後に何度も繰り返すことだ。連載で紹介したプロクライマーの杉本怜さん(26)のように、脱臼しそうになっては元に戻る「亜脱臼」を繰り返す場合も含まれる。
杉本さんの主治医、船橋整形外科病院(千葉県船橋市)スポーツ医学・関節センター長の菅谷啓之さん(58)は「反復性と診断されても、日常生活は問題ないことが多い。……