千葉市  幕張メッセ150 対応車載器発売

千葉市      幕張メッセ

         千葉市美浜区中瀬2-1

 

<トヨタ>音声でスマホアプリ操作 12月に対応車載器発売

 

トヨタ自動車は15日、無料通信アプリLINE(ライン)の音声認識技術を使い運転しながら音声でスマートフォン(スマホ)を操作できるようにする車載器を12月に発売すると発表した。ドライバー同士でのメッセージのやりとりや音楽再生、カーナビゲーションなどに対応するスマホ向けアプリが2019年春から順次公開される予定で、16日に幕張メッセ(千葉市美浜区)で開幕する「CEATEC(シーテック) JAPAN」のトヨタのブースで実演する。

運転中にスマホを使うことによる交通事故が増えていることから、トヨタは運転中でも安全にスマホを操作できるようにする技術規格「スマートデバイスリンク」(SDL)を開発。LINEのスマートスピーカー「クローバ」の音声認識技術を使い音声操作を実現している。

iPhone(アイフォーン)とアンドロイドのスマホに対応しており、対応アプリをインストールすれば、音声操作が可能になる。トヨタはSDLの技術仕様をアプリ開発事業者に公開し、対応アプリの開発を促す。

車載器はトヨタ車のディーラーオプションとして提供される。また、音楽やカーナビのほか、ネットラジオ、ニュース読み上げなど、10の対応アプリのリリースが予定されている。

この日、会見したトヨタの山本圭司・常務役員は「スマートフォンを車の中でも安全に使用することが使命」、LINEの舛田淳・取締役CSMO(最高戦略マーケティング責任者)は「車と会話する関係を目指す」と説明した。