欧州委、独仏鉄道統合を不承認 競争法違反と判断 2/6(水) 21:39配信

欧州連合(EU)欧州委員会は6日、ドイツ電機大手シーメンスと、フランスのアルストムによる鉄道事業の統合計画を承認しないと発表した。EU競争法(日本の独占禁止法に相当)違反と判断した。統合で世界2位の鉄道車両会社が誕生し、世界トップの中国中車に対抗できると期待されていた。

 ダウ・ジョーンズ通信によると、両社が統合した場合の車両会社の売上高は約150億ユーロ(約1兆8700億円)に上る見込みだった。欧州委は、欧州トップ級の両者の統合により、信号システムや高速鉄道の市場の競争を損ねる恐れがあると指摘した。