千葉市 ニホンザル県内横断
13日の市川に始まり、船橋~習志野~千葉~佐倉の各市で目撃された同一個体とみられる野生のニホンザル。19日正午過ぎには、酒々井町の西隣り付近の佐倉市八木に達した。目撃情報が住宅街で相次ぐほどの大胆さ? で本県内を東に移動し続けている。今のところ人への危害はないが、越境を受けた各市は住民に注意を呼び掛け、県警は「発見次第捕まえる」とスクランブル体制で臨む。せわしい師走に人騒がせな…。
各市などによると、サルの“本県初上陸”が確認されたのは13日午前9時25分ごろ、東京都との境に近い市川市市川の春日神社で。それ以前には、本県と都の間に横たわる江戸川の対岸、東京都江戸川区で12日に目撃された。それまでにも神奈川県や都内などで目撃が相次いでいたサルともみられる。
サルの生態に詳しい日本モンキーセンター(愛知県犬山市)によると、「深夜や早朝など人の少ない時間帯に橋を歩いて渡ってくることはある。泳げもするが、真冬の寒さの中、そこまでしてやってくる可能性は低い」という。
サルはその後、14日に船橋、15日に船橋と習志野、千葉の各市に進出。16日も千葉市で目撃された後、17日に佐倉市入りした。「サルの食料は主に果実や葉っぱ。市街地でも木の葉などを食べている可能性がある」(同センター)。19日午前6時50分ごろ、佐倉市藤治台で目撃され、同日午後0時10分ごろ、同市八木の和田ふるさと館での目撃情報を最後に行方不明に。
いまだに潜伏の可能性が高い佐倉市や、住民の安全を守る佐倉署では、目撃情報があった付近で職員や署員がパトロールにあたり、市の防災無線や防災メールで注意を呼び掛ける。
佐倉市の隣り、酒々井町でも、経済環境課を中心にサルの越境に警戒態勢を取り始めた。同町教育委員会は19日午後、児童・生徒に注意を呼び掛けるよう、町内の小中学校を指導した。
県警地域課では「通報が来次第、捕獲するように」と、出没エリア周辺各署に指示している。
千葉市動物公園のサル飼育担当、伴野修一さん(55)は「若い雄のニホンザルは生まれ育った群れから別の群れに移っていく習性があり、目撃されているのはたぶん雄。移動中に間違って山から市街地に出てしまったのかも」と推測し、「基本的に群れで動く動物なので、1頭で動くときは神経質になっているのでは」と分析している。
◇
【サル接近時の注意事項】
・見かけても近寄らない
・目を合わせない
・住民は追いかけない
・人を怖がらなくなるので餌を与えない
・家や物置の扉を閉める
本日、千葉市緑区誉田自宅より依頼を受け、お伺い、車椅子にて
千葉市美浜区豊砂東京ベイ先端クリニックに通院治療をされ戻りました。