千葉市 ガソリン混入の灯油を販売
ガソリンが混ざった灯油を販売したとして、ガソリンスタンドが絶対に使用しないように注意を呼び掛けている。
ガソリンが混入した灯油を販売してしまったのは、千葉市緑区高津戸町のガソリンスタンド。26日午後3時から午後7時までに、合計400リットルを16人に販売した。混入の原因だが、ガソリンスタンド地下の灯油タンクへの補給の際、誤ってガソリンを入れてしまったのだという。今回は灯油への混入だったが、もし誤ってガソリンをストーブに入れた場合、どうなるのか。NITE(製品評価技術基盤機構)の実験では、爆発するような音がし、ストーブの炎が突然、勢いを増した。その後、炎はストーブ全体に。さらに周辺にも広がった。ガソリンが混入した灯油を販売したスタンドの運営会社は「火災の原因になる可能性もある」として、絶対に使用しないよう呼び掛けている。通常は無色透明の灯油だが、ガソリンが混入し、オレンジ色になっている可能性があるという。これまでに販売された8割近くが回収されていて、今のところ、この灯油が原因の事故などは起きていないという。