千葉市「体汗エンターテインメント」トンデミ平和島

千葉市    新感覚「体汗エンターテインメント」トンデミ平和島

 

<社会班厳選:キャッチアップ! トレンド>

この夏、次世代型のスポーツ施設が東京都内に続々と登場した。大田区には「スペースアスレチック・トンデミ平和島」が、商業施設「BIGFUN平和島」内にオープン。クライミングウォール、トランポリンなど幅広い年齢層を対象としている。

「トンデミ平和島」は、京浜急行創立120周年記念事業の一環として、グループ会社の京急開発が招致した。同社によると、狙いは「温泉施設や商業施設などがある平和島の活性化、子どもへの遊び場の提供、スポーツ振興」という。バンダイナムコ・アミューズメントが業態開発した「トンデミ」は昨年4月、千葉市の幕張新都心に開業し、今回都内へ初めて進出してきた。

3階建て、約3810平方メートルの施設面積の中に、7つのエリアがある。最高10メートルもある「クライミングウォールエリア」は、難易度の異なる国内最多の13種類、19コースを設置。ただ登るだけでなく、ゴールに到達するタイムを競うなど複数人数で楽しめる。

国内最大級の全54面の「トランポリンエリア」では、ただ跳躍するだけではない。ドッジボールやバレーボール、飛び込みが体験できる「ジャンプピット」など、各種競技を複合した遊びが体感できる。

「エアーランエリア」は、40・7メートルのコース内にエアでできた障害物をよじ登ったり、くぐったり、飛び越えるなど、新感覚の障害レースができる。「ペダルカートエリア」でのペダルカートは親子や仲間で盛り上がることができそうだ。

「スポーツジムとは違い、遊び感覚で楽しく汗を流してほしい」と京急開発の担当者は話す。目新しい遊具で、競技とは別の面白さが味わえる、体感ならぬ「体汗エンターテインメント」。遊んでいた地元の小学生たちからは「学校の体育やクラブ活動と違い、いろいろな施設があって面白い」との声も聞かれた。スポーツの秋、楽しみながら体を動かしてみてはいかがですか?【赤塚辰浩】

◆トンデミ平和島 営業時間は午前10時から午後9時、利用料は1人2時間のフリーパスが2900円、初回登録料500円(ソックス付き)、保護者入場料500円。身長、体重による制限あり。【電話】03・6404・9935。https://bandainamco-am.co.jp/kids/tondemi/heiwajima/