ルワンダより低い韓国の清廉度…世界52位
公共部門の腐敗が経済成長の足を引っ張っているという指摘が提起された。1人当たり国民所得が3万ドルを超え4万ドル時代に進むためには公共部門の政策透明性と清廉度水準を現在より画期的に引き上げなければならないという助言だ。
韓国経済新聞と現代経済研究院が4万ドルを突破した国のうち中東と人口500万人以下の国を除く10カ国の腐敗認識指数(CPI)を調査した結果、これらの国の平均CPIは2016年基準で100点満点の78.8点と集計された。韓国が得た53点より48%ほど高い。
CPIは国別の腐敗度と清廉度を測定した指標で、点数が高いほど清廉度が高いという意味だ。トランスペアレンシー・インターナショナルが毎年176カ国を対象に点数と国別の順位を発表する。
韓国のCPI順位は52位で、51位のルワンダ、47位のチェコの反腐敗水準にも満たないことが明らかになった。国内総生産(GDP)11位の経済規模に比べるとみすぼらしい成績表だ。
専門家らは「社会・経済的腐敗だけ減らしても国民所得4万ドル達成時期を短縮できるだろう」と口をそろえた。対外経済政策研究院は韓国のCPIが経済協力開発機構(OECD)平均である68.63点まで向上すれば実質GDPが8.36%、輸出が27.29%増えるという研究結果を出した。対外経済政策研究院のキム・サンギョム研究委員は「腐敗は社会的・経済的費用を招き資源配分の歪曲現象を発生させる。腐敗統制が効率的にされるならば国家信用度が高まり外国人投資と国際協力が増えるだろう」と話した。
ソウル大学も同様の研究結果を出した。国民権益委員会がソウル大学に依頼した研究によると韓国のCPI点数が2016年基準53点から63点に10点向上する場合GDPは8兆5785億ウォン増加し、財政投入がなくても毎年最大5万件の新規雇用ができるものと明らかになった。