一帯一路に対抗、米がインド太平洋に6・8兆円

一帯一路に対抗、米がインド太平洋に6・8兆円

ペンス米副大統領は、パプアニューギニアで17日から開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議で、インド太平洋諸国を中心とした社会基盤(インフラ)整備のため、最大600億ドル(約6兆8000億円)の支援を行うことを表明する。米政府関係筋が明らかにした。

ペンス氏は首脳会議で演説し、米中間選挙後のトランプ政権の対中国政策として、日本や豪州と連携し、中国主導の巨大経済圏構想「一帯一路」に対抗する考えを打ち出す見通しだ。トランプ政権は中国に対し、南シナ海での米海軍による「航行の自由作戦」などで安全保障上の圧力を強化することに加え、社会基盤支援でも影響力を拡大する考えを示す狙いがある。