関空滑走路、30日に閉鎖=台風24号接近で、JRなども運休へ
関西国際空港を運営する関西エアポートは29日、台風24号の接近に伴い、30日午前11時から2本の滑走路を閉鎖すると決めた。これ以降の航空便の発着は行われない。台風が最接近する前に閉鎖を決定するのは異例という。
台風再襲来に関空厳戒=土のうで応急、停泊場所指示も
関空は今月4日に上陸した台風21号の影響で、客ら約8000人が空港島内で孤立する事態となり、新たな混乱を避けるねらいがある。28日に各航空会社に連絡済みで、一般利用客にも周知を図る。
一方、JR西日本は京阪神エリアで30日午前8時ごろから順次、列車の運転を取りやめ、おおむね正午以降は全ての列車を運休すると発表した。山陽新幹線も同日昼以降、新大阪-広島駅間で運転を中止する。関西圏の私鉄各社も、運休や間引き運転を予定している。
日本航空と全日空は、30日の国内線、国際線計162便の欠航を決めた。約9600人に影響が出る見込み。