札幌市内でも震度6弱観測、6日の地震で

札幌市内でも震度6弱観測、6日の地震で
9/7(金) 17:04配信

 

6日、最大震度7を観測した北海道胆振東部地震で、震度のデータが送られてこなかった札幌市東区の観測地点で、震度6弱が観測されていたことがわかりました。気象庁が1923年に統計を開始して以来、札幌市内で震度6に相当する非常に強い揺れが観測されたのは初めてです。

気象庁によりますと、6日の地震発生当初、強い揺れや停電などによる影響で震度データが送られてこない観測地点が多数あり、特に震度5弱以上が推定される17か所について、データの確認を急いでいました。

札幌市では、厚別区、清田区、白石区、東区、手稲区、そして北区の2か所で震度データが得られておらず、いずれも震度5弱の揺れが推定されていましたが、気象庁は7日午後4時、このうち東区元町で震度6弱が観測されていたと発表しました。6日の地震では、札幌市北区で震度5強が観測されていましたが、それを上回る非常に強い揺れが市内で観測されていたことになります。

気象庁が1923年に地震の近代観測を開始して以来、長い間、札幌市内で観測された最大震度は4でしたが、今回の地震によって、震度5弱、震度5強、そして震度6弱の非常に強い揺れまでもが、初めて、かつ一度の地震で観測されたことになります。