風疹患者、昨年の16倍に=7週連続で100人超―感染研
国立感染症研究所は30日、今年初めから今月21日までに報告された風疹患者が計1486人になったと発表した。
93人だった昨年1年間の約16倍に上っている。同日までの1週間の報告数は174人で、7週連続で100人を超えた。
今年の累計患者数は、都道府県別で東京509人、千葉251人、神奈川195人、埼玉96人、愛知84人の順に多い。
妊婦が風疹に感染すると、赤ちゃんが難聴や心臓病、白内障などになって生まれる可能性がある。厚生労働省は、患者数の多い5都県の妊娠を希望する女性や妊婦の家族らに対し、抗体検査や予防接種を受けるよう重点的に呼び掛けている。