ムーミンのテーマパーク「メッツァ」11月9日開業

ムーミンのテーマパーク「メッツァ」、飯能・宮沢湖畔に完成 北欧の生活を体験するゾーン、11月9日開業

 

飯能市の宮沢湖畔に建設が進められていた北欧童話「ムーミン」を題材にしたテーマパーク施設「メッツァ」の竣工(しゅんこう)式が3日、開かれ、作者トーベ・ヤンソンの故郷フィンランドのペッカ・オルパナ駐日大使らが出席して完成を祝った。
フィンランド語で森を表すというメッツァは、ショッピングや食を通じて北欧の生活スタイルを体験できるゾーン「メッツァビレッジ」(入場無料)が来月9日に開業する。ムーミンの物語を追体験できるエリア「ムーミンバレーパーク」を含めたグランドオープンは来年3月16日の予定。
事業を手掛ける投資会社フィンテックグローバル(東京都品川区)の玉井信光社長は「オリンピック需要を背景とした物資高騰、人材不足という逆風下の工事だったが、事故なく完遂できた。メッツァを近隣自治体や埼玉県にとって有益なものにしたい」とあいさつした。
オルパナ大使は「ムーミンは50年以上にわたり、日本とフィンランドの懸け橋となった。メッツァがわれわれのつながりをより強くする」と述べた。飯能市の大久保勝市長は「飯能市から日本中に幸せを発信したい」と喜びを語った。
開業に先立ち今月11日から、パーク内のワークショップ施設で市内小学校の児童がアート作りを体験するなど、プレオープン企画も予定されている。