千葉市 <成田空港>4者協議 滑走路新設と運用時間拡大で合意
国と成田国際空港会社(NAA)は13日、千葉県と空港周辺9市町で4者協議会を開き、3本目の滑走路(3500メートル)新設と運用時間拡大で合意した。騒音対策で深夜・早朝に制限を設けている飛行時間(午前6時~午後11時)は(1)2020年東京五輪・パラリンピックまでに既存のA滑走路で午前6時~翌午前0時(2)10年ほど先に完成予定の新滑走路運用時で午前5時~翌午前0時半--と2段階で拡大される。運用時間延長は1978年の開港以来初めて。
国とNAAは訪日観光客増による処理能力の向上などを目指し、16年9月に深夜・早朝の運用時間延長を提示したが、飛行ルート下の住民から反対の声が上がっていた。