千葉市
シェアサイクル 利用者3倍以上に 熊谷千葉市長「非常に有益な利用状況」
千葉市はことし3月から進めている「シェアサイクル」の実証実験の中間報告を発表しました。自転車の利用回数は、スタート時と比べて3倍以上に増えています。シェアサイクルの実証実験は、JR千葉駅周辺の千葉都心エリアとJR海浜幕張駅周辺の幕張新都心エリアにそれぞれ利用者専用の駐輪場を設置して、ことし3月から始まりました。
千葉市によりますと自転車の利用は、ことし4月の段階では2800回余りでしたが、9月には1万回を超え約3.6倍に増えたということです。エリア別でみると8割近くが幕張新都心エリアでの利用で、傾向としては15分以下の比較的短距離の利用が7割を超えていました。
市は今後、サービスのエリアを蘇我の臨海部などに拡大するほか、利用者のニーズが高い商業施設などに駐輪場を増設し、自転車の台数も来年3月までに千台規模に増やすとしています。
千葉市の熊谷俊人市長は「非常に有益な利用状況だ」と評価した上で「引き続き都市の回遊性や利便性を高めていきたい」と話しています。