千葉市 ブロック塀の撤去作業開始
大阪府北部地震で女子児童がブロック塀の下敷きになり死亡した事故を受け、千葉市にある県立高校では20日、ブロック塀の撤去作業が行われました。
撤去作業が行われたのは、県立検見川高校のプール脇にあるブロック塀です。1978年度に設置されたこのブロック塀は、地上からの高さが約2.3mあり、建築基準法が定める基準に適合しない高さになっています。このため20日は、業者5人程度が作業にあたり、ハンマーなどを使って次々と壁を取り壊していきました。
県教育委員会が行った調査結果によりますと、県立の中・高・特別支援学校159校のうち、101校の292か所で建築基準法で定められたブロック塀の高さや厚さの基準に適合していないなど、安全に問題があるということです。県は今後も順次撤去作業などを行っていく予定で、「子どもの安全を確保するため、一日も早く作業を完了させたい」と話しています。