千葉市 千葉市長会見抄録 受動喫煙、市民の関心高い
【受動喫煙防止条例】
--パブリックコメントの手続きが終了した。どういう意見があったのか
担当職員「473人から約1200件の意見が寄せられた。例えば、従業員がいる既存の飲食店の規制に関して、加熱式たばこは規制の対象外にすべきとか店側で禁煙、喫煙、分煙を選べるようにすべき、喫煙室の設置への費用補助をすべきだとの意見があった。また加熱式たばこについては一方で、紙巻きたばこと同様に規制をすべきといった意見も多く寄せられた。現在、さらなる集計や意見に対する市の考え方の整理を行っている」
--パブリックコメントで、これだけの数が集まるのは市民の関心がかなり高いということか
熊谷俊人市長「われわれが想像していた通り非常に多くの意見をいただいた。この条例案の性格上、反対意見が多く寄せられることは十分に想定していた。一方で、平均的な意見を知るために、インターネットモニターを活用してアンケートも実施した。こちらは、どちらかというと賛成が多かった。総合的に勘案しながら最終的な方針を決定していきたい」
【普通教室へのエアコン設置】
--7月の会見で市立小中学校の普通教室へのエアコン設置に前向きな姿勢をみせていたが、設置の時期などスケジュール的なものはどうなっているのか
熊谷市長「それらを検討するための費用を9月議会に上程する予定だ。われわれとしては、早期に整備をすべきだろうと考えている。できれば来年の夏には一部の学校で間に合うように努力していきたい」
--千葉市の場合は学校数が多く、一夏で全部の設置は難しいのでは
熊谷市長「小中を合わせて全166校を来年の夏に間に合わせられるかというと、それはやはり難しいと思う。再来年の夏までには、できる限り全校で間に合うように努力をしたい」
--国の補助の枠組みに期待する部分はあるのか
熊谷市長「学校施設環境改善交付金の枠そのものが増えることは大いに歓迎したい。一方で、国は(エアコン設置費補助)3分の1としているが、われわれが以前から指摘しているように満額付いても実質は6分の1。この点については、改善が見えない。その部分も含めて制度が改善されれば、われわれとしてはありがたい」 (23日の定例会見)