千葉市   子どもは「手が届く範囲に」! 

千葉市   子どもは「手が届く範囲に」! プール事故防ぐために

 

子どもの安全を脅かす危険というのは、プールにも潜んでいる。
思わぬ事故から、子どもを守るすべを取材した。

夏休みに入り、多くの子どもたちが遊び回るプール。
しかし、わが子を見守る保護者からは、思わぬ水の事故への不安の声が。

23日、神奈川・横須賀市のプールで3歳の男の子が溺れ、意識不明の重体となった事故。

両親と、きょうだい6人でプールに来た3歳の男の子。
最初は、子ども用のプールで遊んでいたという。

ところが、帰宅しようとした際に父親が、男の子がいないのに気づき、捜したところ、隣にある大人用プールの底で、あおむけの状態で沈んでいたという。

ハイランドプールの担当者は、「(監視員は)平日は昼夜ともに6人の体制。さらに体制を再構築して徹底を図らなければと」と話した。

3歳の男の子は、なぜ大人用のプールに入ってしまったのか。

時に、大人が予想もしない行動をする子どもたち。
さらに、子どもが溺れるときの様子には、ある特徴があると、ベテランのライフガードは指摘する。

ライフガード歴24年 河波弘晃さん(42)は「静かに見えることの方が圧倒的に多い。溺れているのか、いないのか、わからないことが多い」、「見逃しがすごく怖いので。特に、今まで音がしていたのに、その音がいきなりなくなったとか、静かになったときは、本当に要注意」、「基本的に何かをしながら監視するのは、やめた方がいい」などと話した。

子どもは、騒がず静かに沈んでいくため、溺れていることに気づきにくいという。

夏のレジャー、プールでの思わぬ事故から、わが子を守るすべとは…。

子どもたちが水遊びを楽しむ千葉市の稲毛海浜公園プール。
ここでは、あわせて9種類のプールを31人の監視員で見守るが、最も神経をとがらせているのは、やはり幼い子どもたちの行動。

プール監視員・東 崇広さんは「特に小さなお子さまが非常に多いプールとなっています」、「(水深は?)17cmから」、「どれだけ浅くても、小さなお子さまというのは、泳ぎが得意な子もいれば、苦手な子もいますし。事故が起こる可能性は、非常に高いと思っています」などと話した。

水深わずか20cm未満の幼児用プールでも、溺れる危険がある子ども。
見守り続けるのは、決して楽ではない。

共に2人の幼い子どもを持つママさん姉妹。
子どもたちを浮輪に乗せ、流れるプールで遊んでいると、2歳の男の子、しんき君が遊び疲れ、プールの中でスヤスヤ。

万が一、親の目が離れたすきに、プールの中で眠ってしまったら、大変なことになりかねない。

水遊びをするわが子を、もしもの事故から守る備えについて、NPO法人 Safe Kids Japan 山中龍宏理事長は「小さい子どもであれば、やはり、自分の手が届く範囲内で泳がせておく」、「ともかく帽子の色をほかのこと違うとか、目立つ色にして、常に監視する」などと話す。

まずは、手の届く範囲で遊ばせることに加え、身に着けるものを目立つ色にして、常に居場所を確認できるようにすること。
そして、わが子の泳ぎの習熟度などにあわせた浮輪の選び方にも注意が必要。

山中理事長は「プールというのは、(溺れて)5分たてば命を落とすくらい危険が背中合わせ」、「ドーナツ型のものは時々、すぽっと抜けて、浮輪だけ浮いちゃうこともあるので、(浮輪を)使用する場合は、ライフジャケットのような、できれば股の下からひもがついていて、体に固定できるタイプのものがいい」と話していた。

 

本日、千葉市美浜区真砂自宅より依頼を受け、お伺い、車椅子にて

千葉市中央区椿森国立医療センターに通院治療をされ戻りました。