千葉市   日本ゲーム大賞U18部門 

千葉市  日本ゲーム大賞U18部門 渡邉さん(徳島市立高3年)第1席

未来のゲームクリエーターを発掘しようと18歳以下を対象に今年から始まったゲームコンテスト「日本ゲーム大賞2018・U18部門」(コンピュータエンターテインメント協会主催)で、徳島市立高校3年の渡邉大誠さん(18)が第1席に当たる金賞を受賞した。

渡邉さんの作品「モチ上(あ)ガール」は、画面を横に進むアクションゲーム。鏡餅をイメージしたキャラクターを操作し、餅を伸ばして壁にぶら下がったり、敵を倒したりしながら先を目指す。全11ステージあり、隠れたアイテム探しやタイムアタックなどさまざまな遊び方ができる。

背景には徳島市の小松海岸のブロック、祖父の実家がある三好市山城町の竹林の画像などを取り込んだ。

昨年末から構想を練り始め、1月から約半年かけて製作。家族や後輩らにテストプレーを手伝ってもらうなどして仕上げた。

コンテストには25都道府県の小学生から高校生までの個人・団体が100点を超える作品を寄せた。9月に千葉市の幕張メッセであった「東京ゲームショウ」で決勝大会があり、6作品の作者によるプレゼンテーション後に審査。「モチ上ガール」は「完成度が高く、プロに近い」と評価された。

渡邉さんは小学6年からゲーム作りを始め、昨年度は別のゲーム開発大会で準優勝した。「自分が面白いと思えるものを作り、それが評価されたのはうれしい。ゲーム作りに携わる仕事に就くのを目指し、これからも学びたい」と話している。