千葉市 ペースメーカー:3 77歳の今も「現役」

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(患者を生きる:3634)スポーツ ペースメーカー:3 77歳の今も「現役」

不整脈による心臓発作で倒れた片伯部(かたかべ)延弘さん(77)は、ペースメーカーを入れながらサッカーを楽しむ。かつては、日本代表のゴールキーパーとして海外遠征にも参加した名選手だった。宮崎の県立高校から中央大学へ進み、大学選手権や天皇杯で優勝。卒業後は日立製作所でプレーした。
片伯部さんの口元にはかすかに傷痕がある。1967年、ヤンマーディーゼルとの試合で釜本邦茂(かまもとくにしげ)さん(74)と接触し、10針を縫った時のものという。
1964年の東京五輪では代表候補になったが、前年夏の試合中に大けがをして補欠になった。……