千葉市 「いっぱい採れて楽しい」 早くも潮干狩り場開業
東京湾に春の訪れを告げる潮干狩りの営業が17日、千葉県木更津市の木更津、金田、金田みたての3海岸で始まった。澄み切った青空の下、来場した親子らが内房の海を楽しんだ。
木更津海岸では海開きの神事の後、午前9時すぎに県内で最も早くオープン。開場を待ちわびた来場者が海岸に繰り出した。
千葉市美浜区から家族4人で訪れた小橋一輝さん(36)は「初日を狙って来た。すごく採れる」と笑顔で話し、双子の小学1年生、美空さん(7)と悠生君(7)は「いっぱい採れて楽しい」と喜んだ。
木更津市によると、市内には六つの潮干狩り場があり、昨年は潮回りの悪さから、入り込み客が前年比約6万1千人減の19万5千人にとどまった。今年はゴールデンウイーク中の潮回りが良く、入り込み増に期待を寄せている。
木更津漁協の鈴木誠理事(46)は「温かくなるとさらにアサリが大きくなる」と来場を呼び掛けた。
きょう18日は、同市の牛込、江川海岸のほか、富津市の富津海岸の潮干狩り場が開業する。