千葉市
淡い光で千枚田彩る 28日まで棚田の夜祭り 鴨川
日本の棚田百選に選ばれている千葉県鴨川市の大山千枚田で26日夜、「棚田の夜祭り」が開幕した。3千本のたいまつと1万本のLEDが棚田を幻想的な夜景へと演出。音楽ライブのステージイベントや地元物産を販売する夜市、打ち上げ花火で会場を盛り上げた。夜祭りはきょう28日まで。
収穫後の大山千枚田を舞台に観光振興を図ろうと毎秋開催。昨年は台風の影響で中止となり、2年ぶりの開催となった。
夕日が落ちようとする午後4時半ごろ、たいまつとLEDが点灯。観光客らは淡い光でライトアップされた千枚田に見入り、カメラで撮影していった。特設ステージでは、鴨川ふるさと大使でバイオリニストの竜馬さんらが演奏を披露。夜市では、鴨川七里やなめろう汁が並び、最後は花火で締めくくった。
初めて訪れたという千葉市花見川区の会社員、井谷輝明さん(30)は「予想以上に広大にライトアップされていて、きれい。何度でも見たい」と話した。
夜祭りは午後4時半~8時。参加費は千円。JR安房鴨川駅と市総合運動施設からシャトルバスを運行しており、車での来場の場合は同施設に駐車する。
また、29日から1月6日にかけて、LED千本が彩る「棚田のあかり」を開催。無料で楽しめる。問い合わせは市観光協会(電話)04(7092)0086。