市川市  障がいがある人の絵画展を開催

市川市

目が不自由でも絵は描けるんだゾ! 障がいがある人の絵画展を開催

目が不自由でも絵は描ける! ──障がいを持ちながらアートする人たちの美術展「ハート♥アート展 in銀座」(主催・市川南ライオンズクラブ)が、今年も、東京・銀座の画廊ギャラリー杉野で6月9日まで開催されている。

この美術展は今年で3回目。全部で34作品展示されているが、そのいずれもが、目や耳が不自由な人、知的障がいがある人が作者だ。展示作品は、今年5月に千葉県市川市で開催された「第3回ハート♥アート展」で出展された144の作品から、人気投票で選ばれた。

「これ、本当に目が見えない人の作品なの?」。見た人の中からこんな驚きの声があがる、目が不自由な人が描いた作品は4点。いずれも「みつろう君」という専用の機械で“蝋”をたらして、それに沿って色を塗って仕上げた。仕上がった絵は“蝋”によって凹凸ができるため、触った感触で目が不自由な人も絵を楽しめる。

障がい者の作品展は、学校や施設ごとに開催されるケースが多い。作者が所属する施設や習っている教室などを問わずに開催する展覧会は希少。しかも、人気を集めた作品は、銀座の画廊で展示されるとあって、それを目標に創作活動に励む人がたくさんいるようだ。

「ハート♥アート展」が開催された千葉県市川市は、“裸の大将”としておなじみの山下清画伯を生んだ土地柄だけに、障がいのある人の美術熱は高いとか。山下画伯は、貼り絵で知られているが、今回の展覧会では、画伯が学んだ八幡学園の後輩が描いた貼り絵も展示されている。

開催されているギャラリー杉野は、画廊のメッカともいえる銀座で30年以上、絵画を見極めてきた。オーナーの杉野脩さんによると「専門家が見てうなるような作品がいつくもある。今年もレベルの高い作品が集まった」とか。

実際、過去2回には売却済みを示す“赤ピン”が付いた作品もあった。展示作品は売ることを目的に描かれたものではなく基本的には“非売品”だが、鑑賞して「これがどうしても欲しい!」と思ったら、作者との交渉によって買うことも可能。見に行って、家に飾りたい作品があったら、ぜひ交渉してみよう。今年は、何本の赤ピンが付くだろうか・・・。

「第3回ハート♥アート展 in銀座」は、6月9日まで並木通りにあるギャラリー杉野(東京都中央区銀座1-5-15、TEL:03-3561-1316)で開催。開催時間は11時~18時(最終日は15時に終了)。入場は無料。

 

本日、市川市下貝塚自宅より依頼を受け、お伺い、車椅子にて

市川市東京歯科大学市川総合病院に通院治療をされ戻りました。