市川市 南北高速道が直結 物流・観光より便利に 【外環道開通】
「渋滞が緩和されれば商品を店に配達する効率が良くなるし、松戸市と千葉市にある工場間の商品輸送もかなり良くなる」。山崎製パン松戸工場(松戸市)業態開発課の細谷清統括マネージャーは、東京外かく環状道路(外環道)の開通効果をこう見通す。
外環道の開通により、東西に平行して走っていた京葉道路と東関東自動車道・首都高湾岸線が南北につながる。さらに東京都心を通らずに埼玉・栃木・群馬など関東各地にアクセスできるようになるため、千葉県沿岸部に多い物流企業にとっては高速道路の利便性向上が期待される。
国土交通省の推計でも、市川・高谷ジャンクション(JCT)から埼玉・川口JCTの所要時間は54分から28分に短縮、さらに先の東京・大泉JCTまでは60分から42分に短縮されることが見込まれる。
観光交流の促進も期待される効果だ。関東各地から都心を通らずにディズニーリゾートや幕張新都心などへアクセスできるようになり、逆に本県から埼玉や北関東方面への観光アクセスも向上する。
市川市は外環道開通を市のPRに生かそうと4月、市川北インターチェンジの近くに「道の駅いちかわ」を開業した。地元産品を扱う市場や地元食材を使うイタリアンレストランが入居し、ナシやトマト、ノリなど市の農水産物を売り込むほか、近隣の歴史・考古博物館や田園風景を気軽に見てもらおうと5月からレンタサイクルも始めた。
同市商工振興課担当者は「休憩ついでに立ち寄った方に市川の魅力を発見してもらう場所になれば」とシティセールス拠点として積極活用する考えだ。
一方、物流や観光面で外環道を有効活用するには今後の運用方法が鍵を握る。市川商工会議所の戸坂幸二専務理事は、外環道への接続道路の整備や分断された地域の商店街の再興、新たな地域観光資源の掘り起こしなどに取り組む必要性を指摘した上で、「完成後のまちづくりをどうやっていくか、行政などを含めて考えていくことが大事だ」と強調した。
本日、市川市北方町自宅より依頼を受け、お伺い、車椅子にて
市川市菅野東京歯科大学市川総合病院に通院治療をされ戻りました。