市川市ポカポカ一転…寒さ厳しく 気温差「14度」も

市川市    ポカポカ一転…寒さ厳しく 気温差「14度」も

関東では、4日に続き季節外れの陽気となる一方、4日との寒暖差が10度を超える地域もありました。

どんよりとした曇り空となった石川・金沢市。
自転車に乗る女性は、手袋・コート・マフラーと、ばっちり防寒対策をしている。

女性は、「寒いです。北陸の冬が始まったなという感じ」と話した。

金沢市の4日午後1時の気温は、夏日に迫る24.6度だったが、5日午後1時の気温は10.2度。
その差は14.4度という、寒い1日となった。

4日は各地で、最高気温が12月の1位を更新する暖かさに包まれたが、5日は一転、冬型の気圧配置となり、上空に寒気が流れ込み、日本海側から次第に師走らしい寒さが戻ってきた。

4日午後1時から1時間ごとの気温の変化を見ると、20度以上を示すオレンジ色が、時間がたつにつれ、10度以下の青色に変わり、気温が下がっていくのがわかる。

5日午後3時半の東京・新宿は、曇っていて日差しがないため、ジャケット1枚だと、若干ひんやりと感じる。
コートの人から、上着がない人までさまざまで、非常になんともいえない気温となっている。

5日の最高気温は、未明に観測した20.2度。
日中は17度前後と少し下がったものの、5日も季節外れの暖かさが続いた。

4日、ポカポカ陽気で氷が解け、営業を見合わせた千葉・市川市にあるスケートリンク。
5日、再び訪れてみると、手元の温度計が22度を超えていた。

午前中は、白くしっかり凍っていたが、午後になって日差しが出てきて、一部、少し解けてきてしまっている。

スケートリンク担当者は、「転んだ際、洋服がぬれるかもしれませんと説明して、それでもお客様が大丈夫というようでしたら、(スケートリンクに)入って、滑っていただきます」と話した。

午後2時、一部氷が解けた状態で、なんとか営業を再開した。

さらに、この季節外れの暖かさに心底困っていたのが、群馬・沼田市のスキー場。
コースを見てみると、雪が解けて完全に途切れてしまっている箇所がある。

11月27日にオープンした、群馬・沼田市にある「たんばらスキーパーク」。

沼田市の4日の最高気温は、20.7度。

5日も、日中は14度前後と、連日の暖かさで雪が解け、コースが途切れてしまい、4日から営業中止に追い込まれていた。

たんばらスキーパーク・金子竜也さんは、「例年ですと、一度、人工降雪機で作り上げた雪が解けることは考えにくい」と話した。

11月27日に撮影したゲレンデと5日のゲレンデを比べると、5日は雪の量が半分ほど少なくなっているのがわかる。

金子さんは、「全て寒気の南下しだい。12月8日(土)から営業再開できればと願っています」と話した。