平昌五輪で通訳ボランティア、日本の7外大100人出発
平昌五輪に向けて、国内の七つの外国語大学でつくる「全国外大連合」が、観客などの通訳を支援する学生ボランティア約100人を派遣する。最多の67人が参加する神田外語大(千葉市)と東京外国語大(東京都府中市)の学生が1日、成田空港を出発した。
ほかに関西外国語大、京都外国語大、神戸市外国語大、長崎外国語大、名古屋外国語大も参加する。グローバル人材の育成をうたう大学が増える中、外国語大学の価値を示そうと、2014年に全国外大連合を結成。全国外大連合は16年6月、日本の団体で唯一、平昌五輪の組織委員会と外国語ボランティア支援の協定を結んだ。同連合の国際的なスポーツ大会への支援は、17年1月に開催された札幌冬季アジア大会に続いて2回目になる。
今回派遣される学生は、昨年9月に研修を受けて応募した計約280人の中から、各大学が、語学力や過去のボランティア参加実績など独自の基準で選考した。大会期間中の4日から25日まで活動する。