松戸市
少年消防クラブの全国大会開催 ロープを結ぶ結索などのタイムなどを競う
地域で防災活動に取り組んでいる小中学生の団体が全国から集まり、合同訓練などを通じて交流を深める少年消防クラブ全国大会が2日、浦安市の体育館で開かれました。全国大会には、20の都道府県から56の少年消防クラブ約380人が出場しました。
開会式では浦安市少年消防団の相馬結衣さんが「この大会で出会った仲間との絆が未来につながるように正々堂々と競技に向かう」と宣誓し、開催地千葉県の森田知事は「将来は地域の防災のリーダーに育ってほしい」と挨拶しました。
合同訓練ではクラブ対抗による障害物競争が行われ、往復40メートルのコース上に設置された溝やハードル、ロープを結ぶ結索などでタイムと正確性を競いました。
松戸市少年消防クラブのメンバー
「ちゃんと自分たちの練習時の実力が発揮できてよかった」
消防庁によりますと、地域の防災組織である消防団の団員は全国でピーク時の200万人から85万人にまで減る一方で、少年消防クラブは全国に約4千団体以上あるとのことです。大会を主催した消防庁の担当者は、「少年消防クラブの子どもたちは将来的に消防団などで地域の防災を担う人材に育ってほしい」と話しています。