松戸市 銚子電鉄の過労運転対策 「究極の寝室」ドライバーの評判
睡眠不足のドライバーは運転禁止――。国土交通省は旅客自動車運送事業運輸規則と、貨物自動車運送事業輸送安全規則を6月1日から改正実施した。事業者が乗務員を乗務させてはならない項目に、これまでの酒気帯び、疾病、疲労などに加え睡眠不足を追加したのだ。
事業者は乗務前の運転手の健康状態や睡眠が十分かなどを「点呼」確認する義務が定められ、睡眠不足のまま乗務させたことが分かれば運行停止など行政処分の対象になる。
睡眠不足を原因とする重大事故は、時速100キロで防音壁に激突、乗客7人が死亡、乗員・乗客39人が負傷した2012年4月の「関越自動車道高速バス居眠り運転事故」をはじめ、昨年9月には徳島県鳴門市の徳島自動車道で、大型トラックが路肩に停車していたマイクロバスに追突、16人が死傷した事故など後を絶たない。
運送業界やバス業界は潜在的な人手不足による過密勤務で、運転手は睡眠不足など健康状態に起因する重大事故のリスクを高めている。国交省は貨物自動車運送事業輸送安全規則の中で事業者に対し、乗務員の睡眠・仮眠施設を整備することを指示している。しかし、繰り返される過労、睡眠不足を原因とする重大事故を防ぐには至っていない。
そこで、ドライバーの健康管理にいち早く取り組み、効果を上げているのが鉄道や貸し切りバスなどを運行する銚子電鉄(千葉県銚子市=竹本勝紀社長)だ。同社は運転手に質の良い睡眠を十分とってもらうため、全国で初めてバス運転手のために犬吠埼ホテル(同)の一室に「究極の寝室」を提供している。
「究極の寝室」を開発した住宅専門メーカー、早稲田ハウス(同県松戸市)の金光容徳社長が言う。
「快適な寝室をテーマにした住宅メーカーが数少ないことに着目しました。床、壁、天井まで化学物質を使わない天然素材で施工したオリジナル商品です。天然素材の相乗効果による快眠により、心と体のリズムを整え睡眠の質が上がるんです」
ちなみに床は宮崎県産の飫肥(おび)杉の板張り、壁は消臭効果のある炭を塗り、その上に調湿効果のある珪藻(けいそう)土を施している。さらに、天然抗酸化水溶液を部屋全体に吹きかけ、発生する遠赤外線がマイナスイオンをつくり、消臭・抗菌効果を生み出す快適な睡眠空間をつくりだす。「究極の寝室」を利用している運転手たちの声を聞いた。
「今までなかなか寝付けなかったのですが、いまは深い眠りを誘ってくれ、寝起きもよくなりました」「クリーンな空気の中で快適に眠れ、ぜんそくも治まっています」
質のいい十分な睡眠を取ることで少しでも事故が減ることを期待したい。
本日、松戸市五香自宅より依頼を受け、お伺い、車椅子にて
松戸市金ケ作西千葉総合病院に通院治療をされ戻りました。