松戸市   院展で33度目入選 

松戸市  院展で33度目入選 県美術家連盟の斎藤会長

日本美術院は二十二日、日本画の公募展・再興第百三回院展の入選者を発表した。福島県内から唯一応募した斎藤勝正さん(福島市、県美術家連盟会長)の「希望」が入選した。斎藤さんの秋の院展の入選は九年連続で、秋と春を通じて三十三度目となる。
いわき市の砂浜にある破船の風景を描いた。「朝日が差す光景に本県復興の希望の思いを託した。秋の連続入選が続いてうれしい」と喜びを語った。
県内出身・ゆかりの作家では、小林希光さん(神奈川県海老名市、会津坂下町出身)の「映」、高田峻典さん(千葉市、福島市・相馬市ゆかり)の「緑韻」、高橋俊子さん(鳥取市、会津若松市出身)の「生きる・雨期がはじまる」、藤原まどかさん(千葉県松戸市、会津若松市出身)の「駅」、藁谷剛巳さん(千葉県松戸市、棚倉町ゆかり)の「おとさぶ」がそれぞれ入選した。
院展は九月一日から十七日まで東京都美術館で開かれ、三百点が展示される。同人今井珠泉さん(東京都板橋区、白河市出身)は「飛翔」、同じく同人の藁谷実さん(広島市、棚倉町ゆかり)は「虚空」を出品する。