松戸市  「何でそんなに咲き急ぐ」

「何でそんなに咲き急ぐ」 花見イベント混乱、主催者恨み節

 

「満開」過ぎ、既に葉桜の場所も 我孫子はライトアップ8日終了

例年なら花見シーズンたけなわのはずが、今年は満開時期が早まり、観光に携わる関係者らが頭を抱えている。県内各地で今週末の7、8日に花見イベントを予定していた名所も多かったが、既に満開は通り越し葉桜に。開催日をスライドさせる祭りもあり、主催者は対応に追われている。(橘川玲奈)

銚子地方気象台によると、ソメイヨシノは平年より11日早い先月28日に満開を観測。観測を始めた昭和28年以降、平成25年と並んで最も早い記録となった。同気象台はその要因を「3月の平均気温が高かったからでは」と分析する。先月の平均気温は、平年より3・2度高い12・3度で、観測を始めた明治21年以降、最も高かった。

咲き急いだ桜に、イベント主催者は頭を抱える。見頃は先週末。多くの桜祭りは今週末の7、8日を予定しており、ほとんどの桜が散った中での開催となる。

JFEスチール東日本製鉄所(千葉市中央区)の桜祭りは予定通り両日に決行。市の広報誌に掲載する都合などから、2月中に開催日程の決断を迫られた。祭りを企画する同社総務部には、開催を問い合わせる電話が相次いだ。担当者は「桜の見頃は過ぎてしまったが、『うまいもん選手権』などイベントで楽しめる」と、花より団子をPR。

600本以上の桜並木が続く松戸市常磐平のさくら通りでも「常磐平さくらまつり」が両日に開催される。市観光協会は「毎年4月の第1土日と決まっている。こればかりは運。仕方がない」と話す。

一方で、桜祭りの開催を1週間前倒しする決断をした自治体もある。長南町 の「長南さくらまつり」は野見金公園で3月31日、4月1日に実施、満開の時期と重なって多くの来場者でにぎわった。町産業振興課によると、もともと4月7、8日を予定していたが、3月中旬、開花予想情報から1週間前倒しを決めた。同課は「出演者のスケジュール調整に追われた。結局、出演者全員が出られてよかったが…」と苦労を明かす。

開花が早まったのはソメイヨシノだけではない。「吉高の大桜」として知られる印西市のヤマザクラも開花が例年より1週間ほど早まり、3日には満開になった。この影響で、来週末の14、15日に予定されていた桜祭りを1週早め、7、8日とすると発表した。

7日は県内で雨の予報もある。もとより野外のイベントは天候に左右されることは織り込み済みのはずだが、気をもむシーズンも終盤となり、散る花びらを恨めしく眺めた関係者も多かったとみられる。

我孫子市は5日、同市高野山新田の手賀沼遊歩道桜並木のライトアップを、予定を1週間早め8日夜で打ち切ることを決めた。桜の早咲きに伴うもので、期間短縮は初めてという。

桜並木は親水複合施設「水の館」前の約80メートル。ソメイヨシノ43本が先月25日に開花、29日に満開になった。5日には9割以上が散ってしまったという。ライトアップは先月27日に始まり15日までの予定だった。

桜並木隣接の手賀沼親水広場で同時開催の、市内飲食店などが出店するイベントも8日で終了する。

ライトアップ事業は今年で3年目。昨年は3月31日~4月9日までの予定期間を、人気の高まりと桜の開花状況に合わせて、4月16日まで1週間延長していた。

 

本日、千葉市花見川区さつきが丘自宅より依頼を受け、お伺い、車椅子にて

千葉市中央区新町 そごう千葉に行かれました。