松戸市  明治期の姿に復元完了 松戸市の日本最古「戸定邸庭園」

松戸市    明治期の姿に復元完了 松戸市の日本最古「戸定邸庭園」

 

松戸市にある国の名勝「戸定邸庭園」が、作られた当時の姿に復元されました。徳川最後の将軍慶喜の弟で水戸藩最後の藩主昭武が半生を過ごした戸定邸。この庭園が3年前に国の名勝に指定されたことを受けて、作庭された明治期の姿に復元する工事が行われ、ことし3月に工事が完了しました。

庭園は戸定邸の南に広がる書院造庭園と福島県学生寮跡地に復元された東屋庭園の2つの区画に分かれています。工事は残されていた写真などの記録を基に行われ樹木の植え替えや飛び石の配置、芝生の高さまで復元しました。東屋庭園からは、江戸川や富士山を見渡せるようになり、明治期の庭園の姿に甦りました。松戸市によりますと、復元工事を通じてこの庭園は現存する洋風庭園としては日本で最も古い庭園となることが明らかになりました。戸定邸庭園は、6月1日から無料で一般公開されます。