松戸市 東松戸病院のあり方審議 専門家会議が答申
市立病院のあり方を審議する松戸市の専門家会議は25日、東松戸病院の今後の方向性について、来年度の経営状況を踏まえた上で、規模や経営主体などを見直すべきとする答申を市長に提出しました。
第9回松戸市病院運営審議会が25日、松戸市役所で開かれ、施設が老朽化している松戸市立福祉医療センター東松戸病院と併設する高齢者保健施設「梨香苑」の今後の方向性に関する答申案を審議しました。
審議会では、東松戸病院について、病院経営の根幹を成す医業収支が悪化し、一般会計繰入金に依存した厳しい病院運営が強いられていると指摘した一方、新任の院長の下で経営改善に取り組んでいると評価しました。具体的には積極的に進めている地域包括ケア病床の増床や外来診療機能の集約など医業収益を向上させる取組みを見守るべきとしています。
この結果、審議会は、今年度と来年度の経営状況を確認の上、改めて審議を行い、経営形態の見直しや民間譲渡など多様な選択肢を検討して結論を出すべきとする答申を取りまとめ、本郷谷健次市長に提出しました。