浦安市   お会式で震災被災地を支援 

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お会式で震災被災地を支援 12日に浦安・正福寺、物品販売やロックで盛り上げ

浦安市堀江の日蓮宗「正福寺(しょうふくじ)」で12日、宗教行事のお会式(えしき)が行われる。特別イベントとして境内では被災地復興支援に向けた物品販売や坊主喫茶、地元のフィッシュロックバンド漁港のライブなどを開催。東日本大震災をきっかけに始まった多彩なイベントは、地域のつながりが深まりそうだ。(塩塚保)

多くの市民が集まり境内がにぎわうイベントは、東日本大震災での東北地方や液状化による被害を受けた浦安市などの復興支援につなげていった。今回はJA福島と丸善青果が被災地の米や野菜などを販売する。

正福寺副住職の田中貞真(ていしん)さん(54)は「被災地の物品を買ってもらうことが支援につながる。東日本大震災から7年が過ぎたが、継続することが大切です。募金は大地震で被害を受けた熊本にも送りました」と語る。

当日は境内に椅子とテーブルを並べ、5~6人の青年僧らが飲み物などを運び、写経も体験でき、相談事などがあれば気軽に僧と話せる坊主喫茶を用意。

さらに、午後5時からは、フィッシュロックバンド漁港のライブが始まる。ボーカルの森田釣竿(つりざお)さん(44)は地元で鮮魚店を営みながら音楽活動を続け、日本の魚食文化推進を目指している。「正福寺でのライブは2回目です。ご先祖様にフィッシュロック。子供やおじいちゃん、おばあちゃんも集まる。漁師町、浦安を水産と潮の香りで盛り上げたい」と森田さんは意気込んでいる。

正福寺では、夏休みに子供向けの寺子屋や陶芸道場などを開いたほか、ヨガとお経で心と体を整える“寺ヨガ”を行うなどして地域に親しまれている。

特別イベントは午後2時から。午後6時から万灯(まんどう)練供養(ねりくよう)が出発する。

田中さんは「お会式は日蓮聖人(しょうにん)をしのび、法要を営みます。寺に来て、イベントを楽しんでください」と呼びかけている。問い合わせは正福寺047・351・2742。