熱烈人気「上海ディズニー」 じわじわ「中国風」好感 6月で開園3年 2/26(火) 9:55配信

 上海ディズニーランドは今年6月で開園から3年。中国風のアレンジでじわじわと人気が定着し、開園1年目の来客数は1100万人だった。2017年度にディズニーランドとディズニーシーの合計で3000万人を超えたディズニーリゾートにはまだ及ばないが、運営に携わる申迪(シェンディ)グループ幹部の邱一川氏は「中国の観光スポットの中で最も人気がある場所になった」と胸を張る。4年目に入る今年はディズニーリゾートのノウハウを一部参考にしつつ、テーマパークをさらに拡充していく方針だ。
上海ディズニーの中心にある城は世界のディズニーランドで最も高い69メートル。その上には中国の国花・ボタンがデザインされ、「中国文化と西洋文化の融合」を象徴する。敷地内には中国式の建物が見られ、中国服を着たミッキーマウスも舞台に登場するなど、伝統文化の雰囲気が漂う。今後はグッズやお菓子にも「中国色」を取り入れていく方針という。「東京ではグッズやお菓子などで『東京らしさ』が感じられ、大いに学ぶに値する」(邱氏)という理由からだ。

 一方、課題は混雑の緩和だ。入場者には専用アプリを利用してアトラクションを回りながら各所の待ち時間を確認するよう呼びかけている。だが例年、春節(旧正月)や建国記念日の国慶節などには客が押し寄せる。待ち時間が2時間を超える場合もあり、邱氏は「さらに効率よく回って満足できるサービスを研究中」と語る。

 中国国内でディズニーのキャラクター、ミッキーマウスの偽物が流通するなど知的財産権の侵害が相次いでいる。グループ関係者は「偽物には目を光らせている」と明らかにし、「監視を続けていけば、状況は変わっていくだろう」と見込んでいる。

 上海ディズニーランドは1990年代、朱鎔基元首相が上海市長だったころの肝いりの事業だ。ディズニー側との約20年間にわたる交渉を経て09年に建設で合意し、11年に建設工事が始まった。習近平国家主席も上海市トップの共産党委書記時代、ディズニーランドの早期完成を党中央に強く働きかけたとされる。敷地面積はディズニーリゾートの2平方キロよりもはるかに広い7平方キロだが、オープンしたのは3・9平方キロだけ。残りは2、3期工事で拡充を進める。