習志野市 モリシア津田沼
習志野市谷津一丁目16-1
2008年3月、複合商業施設「サンペデック」の名称変更を含め全面リニューアルした。
概要
Morisia Shop(商店街、B1階 – 3階)、Morisia Restaurant(レストラン街など、4階 – 11階)、Morisia Office(オフィス棟、4階 – 11階)の3つのゾーンから構成され、駐車場は地下2階のほか、立体駐車場(Morisia Shop2階に連絡通路)と平面駐車場(提携駐車場)が1箇所ある。
2008年4月18日、3階全体にヤマダ電機 LABI津田沼店が出店した。
旧サンペデック時代を含めてテレビ局の取材を複数回受けているほか(千葉テレビ・CATV局を除く。TBS『王様のブランチ』、テレビ東京『ワールドビジネスサテライト』)、千葉テレビの『白黒アンジャッシュ』放送200回記念収録も2008年7月27日に当施設で実施された。
2017年8月31日、核店舗のイオンモリシア津田沼店が営業を終了。イオンリテールからダイエーへ吸収分割方式で営業権を移譲し、数日間の改装を経て9月5日にダイエーモリシア津田沼店としてリニューアルオープンすることとなり、ダイエーとしては12年ぶりの当施設への再出店となった。
サンペデック
サンペデック(習志野サンペデック)は、モリシア津田沼の前身の複合商業施設。
戦前、津田沼駅周囲には陸軍鉄道連隊が設置され、戦後、南口跡地に津田沼町立第一中学校(後の習志野市立第一中学校)が開校した。1972年、同校は500mほど西に位置する庄司ヶ池跡のくぼ地に移転し、駅前の再開発が行われた。
1978年10月、駅南口に「習志野サンペデック」が習志野文化ホールと総合商業施設の複合施設として、駅前バスロータリー、ペデストリアンデッキとともに設置された。所有者は日本生命保険相互会社で、当初の主要テナントは高島屋とダイエー(旧)であった。のちに1988年8月28日をもって高島屋が撤退し、その跡地も旧ダイエーが借り上げてディスカウントストア「エキゾチックタウン」を開店した。
後に男女別に改装され、両者が若干離れた位置となったが以前は2階中央付近にトイレが2か所あったのは高島屋が存在していた当時の名残でありダイエーと高島屋が壁で仕切られていた名残か階段もこの付近に2か所ある。
2002年4月25日、旧ダイエー津田沼店全面改装の際にエキゾチックタウンは旧ダイエー津田沼店に吸収された。後年、旧ダイエー津田沼店はイオンの津田沼出店も影響して業績が悪化しダイエー本体の産業再生機構からの支援が決まったことから2005年11月30日に一度全面撤退した(ダイエーはのちにイオングループ傘下となる)。
津田沼駅南口は北口に比して駅前再開発が著しく遅れ、サンペデック開業後も東側は千葉工業大学津田沼キャンパス、西南側は畑が広がる状態が長らくの間続くなど一次商圏の広がりに乏しく、1998年、西側隣接地にテナントビル「ブロック」が出店するまで事実上の孤立店舗状態で集客面にやや難があった。2007年、懸案であった谷津7 – 9丁目再開発(「奏の杜プロジェクト」。かつて畑が広がっていた西南側)が習志野市により着手、2013年4月には同地区に「奏の杜forte(フォルテ)」(キーテナントはベルク)が出店するなど商業環境も変化しつつある。
サンペデック内テナントは旧ダイエーを通して契約するもの(SC契約)と、サンペデックと直接契約するものと2種類存在した。SC契約の場合、電話回線はダイエー内の電話交換機を使用して旧ダイエー津田沼店の売り場および他テナントと内線で通話が可能だった。前者はサンペデックと直接契約を交わして存続する一部(アニメイト津田沼店など)を除き旧ダイエーとともに撤退したが、後者はその後も存続した。なお、モリシアに転換されるにあたりテナントが変わることで店舗の間取りの関係から現 Morisia Restaurant 側エレベーターの地下1階、および現 Morisia Office 側エレベーターの地下1階と3階は通過する処置がとられ、Morisia Office のエレベーター横の階段も2階と4階の間は閉鎖されている(正確には地下2階から4階の部分まで階段自体は続いてはいるものの3階は売り場に出ないため扉が閉鎖されており、4階の部分の出口は壁で塞がれている)。
旧ダイエー撤退後、日本生命は所有権を野村不動産(野村不動産ホールディングス)に売却した。
現在でも外壁には旧ロゴの取り付け跡がうっすらと残っている。