習志野市 <ソフト女子>米7連勝で決勝Tへ 日本戦は9日午後8時
ソフトボール女子の世界選手権(毎日新聞社など後援)は第7日の8日、1次リーグの4試合が行われ、A組の米国(世界ランキング1位)がプエルトリコ(6位)との全勝対決を制し、開幕7連勝で1位通過を決めた。B組のイタリア(9位)も決勝トーナメント進出を決めた。
残る4試合は、台風による降雨のため9日に順延された。B組の日本(2位)-オーストラリア(4位)戦は同日午後8時から千葉県習志野市の第一カッター球場で行われる。
◇輝く北京のレジェンド エース・上野と主将・山田
1次リーグで開幕6連勝と、2大会ぶりの頂点へ好スタートを切った日本。その中でひときわ輝いているのが、金メダルを獲得した2008年北京五輪メンバーの上野由岐子(ビックカメラ高崎)と山田恵里(日立)のレジェンド2人だ。
エースの上野は3試合に登板して3勝。いずれも世界ランキングで日本を下回る相手だったが、計16回を無失点と安定感は抜群だ。速球の力強さは日ごとに増しており、4安打完封した7日のカナダ戦の後には「徐々に試合勘も出てきた」と手応えをのぞかせた。
主将の山田も打率4割2分9厘、2本塁打と好調だ。先頭打者本塁打を放った2日のイタリア戦では、六回にバント安打で追加点のお膳立て。「結果で示すことが自分に求められること」と背中でチームを引っ張る。
1次リーグ最終戦は9日に順延。決勝まで連戦となるが「有利とか不利とか考えても仕方ない。勝ちにこだわってやりたい」と山田。経験豊富なベテランは目の前の一戦に集中している。
日本、全勝で決勝Tへ=一発攻勢、豪州に快勝―ソフトボール女子世界選手権
ソフトボール女子の世界選手権第8日は9日、千葉県習志野市の第一カッター球場などで1次リーグ最終戦が行われ、B組の日本はオーストラリアに8―1で六回コールド勝ちし、7戦全勝の同組1位で決勝トーナメントに進んだ。
日本は一回に山本が先制3ラン。三回は山田、四回は藤田の一発で加点し、最後は河野の2点適時打で試合を決めた。
決勝トーナメントは10日から千葉市のZOZOマリンスタジアムで行われ、初戦は1次リーグの1位がもう片方の組の2位、3位が別組の4位と対戦し、日本はプエルトリコ(A組2位)と当たる。各組1、2位チームは準決勝までに1度負けても、敗者復活できる方式で実施される。