習志野市 <世界女子ソフトボール選手権2018>

習志野市

ソフト界の大谷翔平・藤田倭(ふじた やまと)<世界女子ソフトボール選手権2018>

 

2016年の日本リーグでは投手として最多勝、打者として本塁打王と打点王を獲得。前人未到の投打三冠という偉業を成し遂げ、二刀流として世間を驚かせた。
豪快な投球フォームから繰り出すパワーボールも魅力だが、「繊細なピッチングが持ち味」と語るように、打者の様子でボールを高低・内外と巧みに投げ分け、ツーシームでボールを動かして打ち取るなど自分のスタイルを確立した投球術が光る。バッティングではプロ野球選手顔負けのパワフルなスイングで長打を量産するが、グラウンドを離れるとジェットコースターが苦手で、趣味は部屋の掃除という意外な一面も。
2016年の世界ソフトボールではケガで欠場した上野由岐子に代わり、日本のエースとして登板。2勝1敗、防御率も1.06という堂々の成績を残すものの、チームは準決勝と決勝で2度アメリカに敗戦。「上野さんがいないからこそ勝ちたかった。悔しさしかない」と銀メダル獲得にも喜びはなかった。21歳で初めて出場した2012年の世界ソフトボールで、日本は42年ぶりに金メダルを獲得。今回で4大会連続の世界選手権出場となり、名実ともに投打の軸として迎える“ソフトボール界の大谷翔平”が、世界一奪還を目指す。