船橋市 プロ棋士破ったアマ知花さん、3回戦で敗退 朝日杯将棋
第12回朝日杯将棋オープン戦(朝日新聞社主催)にアマチュア代表として出場し、1次予選1回戦でプロを破っていた千葉県船橋市の将棋講師、知花(ちばな)賢さん(31)が20日、大阪市福島区の関西将棋会館で2回戦に臨み、西川慶二・八段(56)に104手で勝った。引き続き同所で指された3回戦では小林裕士(ひろし)七段(41)に115手で敗れた。
【写真】第12回朝日杯将棋オープン戦の1次予選の3回戦で対局した小林裕士七段(右)とアマの知花賢さん=大阪市の関西将棋会館、佐藤圭司撮影
知花さんは、プロ棋士養成機関「奨励会」で最上位の三段まで昇った実力の持ち主。1回戦では、通算勝率が7割を超える関西の新鋭、大橋貴洸(たかひろ)四段(25)を破っていた。この日は、西川八段にリードを許したが、粘り強く指して逆転勝ち。小林七段とも熱戦を繰り広げたが、終盤で小林七段の見事な寄せに屈した。
朝日杯はプロ、アマチュア、女流棋士がトーナメントで争う。持ち時間は各40分。直近の第11回では当時五段だった藤井聡太(そうた)七段(16)が初優勝した。知花さんの敗退により、今回の朝日杯に出場したアマ10人全員が姿を消した。