<千葉市教委>市立校の夏休み延長 暑さ対策で

千葉市   <千葉市教委>市立校の夏休み延長 暑さ対策で

 

千葉市教育委員会は17日、市立の小中学校と特別支援学校の夏休みを延長することを決めた。普通教室にエアコンは設置されておらず、暑さ対策のため。来年度は7月16日~8月30日の46日間とし、今年より4日間長くする。その分は冬休みを減らすなどして補う。市教委によると全国でも珍しい取り組みという。

夏休みは例年7月下旬に始まる。しかし、市教委が過去5年間の市内の夏の最高気温を調べたところ、7月中旬から30度を超える日が多かった。一方、全校にエアコンを設置する方針も示しているが、達成目標は2020年度で、来夏には間に合わない。

このため学校管理規則を改正し、夏休みは7月中旬から始め、最長42日間から48日間に変更した。対象は計168校で、夏休みの代わりに10月中旬の秋休みと冬休みを各2日間短くし、平日授業を増やして対応する。

市教委の担当者は「子供の健康を最優先に考えた」としている。