イスラエル軍、ガザに大規模攻撃=ハマス側もロケット弾、7人死亡

イスラエル軍、ガザに大規模攻撃=ハマス側もロケット弾、7人死亡

 

イスラエル軍は12日から13日にかけ、パレスチナ自治区ガザ各地の150カ所以上に空爆や砲撃を行い、ガザの保健省によると少なくとも6人が殺害された。

一方、ガザからはイスラエル領内に400発超のロケット弾が撃ち込まれ1人が死亡した。ガザでは11日にイスラエル軍が実施した急襲作戦で8人が死亡しており、情勢は緊迫の度合いを増している。

イスラエル軍の声明によると、2014年以来の規模となる今回の攻撃は、ガザを実効支配するイスラム原理主義組織ハマスや、別の原理主義組織「イスラム聖戦」の軍事関連施設を標的に実施。軍は「イスラエルへのテロを呼び掛けている」として、ガザ市中心部にあるハマスのテレビ局も破壊した。殺害された6人には民間人も含まれている。

ハマスやイスラム聖戦は、急襲作戦への報復としてイスラエル領内に大量のロケット弾を撃ち込んでおり、これがイスラエル軍の攻撃を激化させた。多数のロケット弾は軍の対空防衛システムで迎撃されたが、イスラエル南部アシュケロンでは、ロケット弾の直撃を受けた建物のがれきの中で死亡している男性が発見された。男性はパレスチナ人の出稼ぎ労働者という。