南北会談開催合意…日本政府は?

南北会談開催合意…日本政府は?

 

北朝鮮が、韓国政府が提案していた「1月9日」の南北会談の開催を受け入れると、5日午前、韓国側に伝えたことがわかった。
一方、日本政府は、合同演習の延期など、一連の動きは想定内としつつも、平昌(ピョンチャン)オリンピック後の韓国の動きを警戒している。
政府内には、「南北対話の開催自体は、よいことだ」と歓迎する声がある一方、ある関係者は、「北朝鮮が本気で対話する気だとは思えない」と指摘していて、日米韓で最大限の圧力をかけ続ける方針に変わりはないことを強調している。
また政府高官は、南北対話について、「北朝鮮の時間稼ぎ。日米韓3カ国を混乱させたいだけだ」と述べるなど、期待感よりも警戒感を強めている。
さらに別の政府関係者は、「韓国が、北朝鮮のペースにはまっている」と指摘していて、平昌オリンピック後の北朝鮮の出方や要求次第で、韓国が柔軟姿勢に転じ、日米韓の連携に乱れが生じることを懸念している。