韓国高裁、三菱重にまた賠償命令

韓国高裁、三菱重にまた賠償命令

 

韓国南西部の光州高裁は5日、戦時中に名古屋の軍需工場へ動員され、強制労働させられたとして元朝鮮女子勤労挺身隊員の韓国人女性3人と遺族1人が三菱重工業に損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決で、同社に計4億7千万ウォン(約4700万円)の賠償を命じた一審判決を支持し、同社の控訴を棄却した。同社は上告する方針。

判決は、元挺身隊員や元徴用工らが日本企業に賠償を求める訴訟を起こせる期限について、韓国最高裁が同種訴訟で初の確定判決を出した今年10月30日を起点に、短くとも6カ月後、長く解釈した場合は3年後との判断を示した。今後の追加訴訟に道を開いた。