千葉市
交番などの危険塀撤去 52施設75カ所、19年度完了へ 千葉県警
千葉県警は、老朽化による損傷や現行基準の高さ2・2メートルを超えて危険性があり撤去の必要があるブロック塀を、52施設75カ所で確認した。このうち29施設51カ所が歩道に面するなどして早期の安全対策が必要と判断。さきの9月定例千葉県議会で成立した本年度補正予算に、撤去費など8千万円が認められた。
危険性が高いブロック塀があった施設の半数は、地域に以前からある交番や駐在所。富津と館山の両署、各警察官待機宿舎、千葉市中央区にある機動装備センターなどのブロック塀も撤去し、代わりにフェンスなどを設置する。
緊急性の高い29施設51カ所は、本年度中に作業に着手する。残りの23施設24カ所は来年度当初予算案に撤去費用などを盛り込む方針で、県警は「2019年度中に全て作業を完了させたい」としている。
6月の大阪府北部地震で、ブロック塀が倒れ小学4年女児が下敷きになって死亡したことを受け、千葉県が点検していた。