千葉市 <千葉市>全普通教室にエアコン 小中学校に設置へ
公立小中学校の普通教室のエアコン設置率が44.5%と、関東1都6県の中で最も低くなっている千葉県で、今年の猛暑を背景に早急な設置を求める保護者らの声が広がり、各自治体で設置に向けた動きが加速している。23日には、千葉市が2020年夏までに全市立小中学校計166校の全ての普通教室にエアコンを設置する方針を表明。鴨川市では市民が1万筆超の署名を市長に提出した
千葉市の熊谷俊人市長はこの日の定例記者会見で、「教員も子供たちも大変な状況なので早く快適な環境を整備したい」と話し、市議会9月定例会にエアコン設置の手法などを検討するための費用の補正予算案を上程することを明らかにした。
同市の普通教室のエアコン設置率は0%。市教委によると、4~7月、保護者らからメールや電話で早期設置を求める意見が246件寄せられたという。
市長は設置を決めた理由に、文部科学省が今年4月に教室などの望ましい温度基準を30度以下から28度以下に引き下げたことや、市学校教育審議会から7月に早期設置を求める意見が出たことなどを挙げた。
文科省はエアコン設置について1平方メートルあたり2万3400円(今年度)かかると試算し、その3分の1までを補助するとしている。だが、市によると実際に普通教室以外に設置したケースでは同約4万4000円かかっているとし、市長は「制度が改善されるとありがたい」と国に求めた。事業費として66億円を見込んでいる。
来夏にも一部の小学校で整備するが、今夏は9月から熱中症対策として約1カ月分のスポーツドリンクの粉末とポリタンクを全小中学校に配備してしのぐという。
佐倉市では、この日記者会見した蕨和雄市長が、来年夏にも市立小中全34校にPFI方式でエアコン設置を検討していることを明らかにした。他にも君津、市原両市が今月、全市立小中の全普通教室に設置する方針を示している。
◇鴨川市では1万筆の署名
一方、鴨川市では、社会福祉法人太陽会が、市内の市立小中学校全11校の教室と体育館などにエアコン設置を求める1万3932筆の住民署名を添えて亀田郁夫市長に要望書を提出した。
市内で認定こども園を運営する同会が7月27日から署名活動を始めたところ、同市の人口(約3万2000人)の4割を超える署名が集まったという。
亀田市長は要望書を受け取り、「早速議会に諮り、エアコン設置の準備を始めたい」と話した。
◇県内自治体の普通教室のエアコン設置率(2017年9月現在)
0% 千葉、館山、習志野、鴨川、いすみ、東庄、九十九里、一宮、鋸南
10%未満 銚子、佐倉、東金、旭、市原、君津、白井、南房総、大多喜
10~99% 八街(13%)、富里(28%)、多古(53%)、山武(72%)、流山(91%)
100% 市川、船橋、野田、成田、我孫子、鎌ケ谷、浦安、四街道、香取、酒々井、栄、神崎、芝山、横芝光、長柄、長南
※千葉市の資料から作成(アンケート調査で回答があった自治体のみ)
本日、千葉市緑区誉田町自宅より依頼を受け、お伺い、車椅子にて
千葉市美浜区ひび野ホテルフランクスに行かれました。
本日、千葉市緑区鎌取町自宅より依頼を受け、お伺い、車椅子にて
千葉市美浜区ひび野ホテルニューオータニ幕張に行かれました。
本日、千葉市緑区土気町自宅より依頼を受け、お伺い、車椅子にて
千葉市中央区新町そごう千葉に行かれました。