千葉市
「世界ランク9位の蹴り、危険」 知人男性蹴り死なせた格闘家に懲役8年求刑 千葉地検
平成29年6月に知人の男性を蹴り、死亡させたとして、傷害致死罪に問われた格闘家で元ジムトレーナーの山本勇気被告(30)=千葉市美浜区=に対する裁判員裁判の論告求刑公判が26日、千葉地裁(岡田健彦裁判長)で開かれ、検察側は懲役8年を求刑した。
検察側は「世界ランキング9位の被告が一般人の被害者を蹴り、暴行は死に直結するほど危険だった」と指摘。一方、弁護側は「蹴りは強いものではなく、他の傷害致死事件と比べて軽い部類」と主張し、執行猶予付きの判決を求めた。
起訴状によると、山本被告は29年6月30日、知人男性(23)の頭部を1回蹴り、くも膜下出血を起こさせ、死亡させたとしている。