千葉市 年末年始 中高年の誤嚥(ごえん)に注意
誤嚥(ごえん)が肺炎の原因に?】
千葉県千葉市にあるおゆみの中央病院。
誤嚥による感染症の患者を多くみている石川康朗(いしかわやすろう)先生に聞きました。
石川先生
「誤嚥というのは、むせるんですね。気管の方に食べ物が行っちゃうということで、通常は食道の方から胃の方に、消化器の方に行くのが、気管の方に食べ物が入ってしまう。それが、食べ物に元々付いていたり、口腔内にある肺炎球菌とかが肺の中に入ってしまうと、細菌が増殖して感染が起こっちゃうということですね、誤嚥が肺炎を起こす原因というのは」
【誤嚥を防ぐためには】
誤嚥を防ぐためには、食事の時、姿勢を整えて、顎をしっかりと引く。食事に集中することが大事です。
また、食べにくいようであれば、柔らかい食べ物にしたり、とろみをつけて飲み込みやすくするという工夫も大事です。
誤嚥による肺炎の発症は、細菌の種類よりも、細菌の量に関係が深いと言われています。
歯磨きやうがいで、口腔内を清潔に保つことが、肺炎の予防につながります。
石川先生
「平均年齢がうちの病院だと80を超えているんですね。それである病棟では、死因の50%が肺炎…多分その2~3割ぐらいが誤嚥性肺炎。だから、80歳90歳になったら、多くの人は嚥下機能が落ちています。だからまず、肺炎に注意するのはものすごく重要です」