千葉市 「塩害」か、京成線ストップ・JR9路線に影響
5日午前7時45分頃、千葉市中央区の京成線西登戸駅で停電が発生、京成津田沼(千葉県習志野市)―ちはら台(同県市原市)駅間で運転を見合わせた。同日午前9時半以降、沿線で架線から出火が確認され、設備点検のため、運転見合わせ区間は京成上野(東京都台東区)―成田空港(千葉県成田市)駅間など全線に広がった。午後0時半現在、復旧の見込みは立っていない。
一方、千葉市中央区のJR千葉駅では5日午前6時頃、駅に到着した総武線東京発君津行き下り電車(15両)のパンタグラフと架線の間から火花が出て、パンタグラフが故障した。
JR東日本千葉支社によると、この影響で同日正午現在、同線上下線で最大約60分の遅れが生じた。外房、内房、京葉各線などの上下線で、最大約1時間20分の遅れや運休が出るなど、計9路線に影響が出ている。
1日未明に首都圏に接近した台風24号の強風で巻き上げられた海水が電気設備に吹き付けられ、電気が流れやすくなり漏電が起きる「塩害」の可能性があるといい、各社で原因を調べている。