松戸市 鎌ケ谷西高生、駅前で声掛け安全確認
千葉県松戸市のベトナム国籍のレェ・ティ・ニャット・リンさん=当時(9)、市立六実第二小3年=が殺害され遺体で見つかった事件の発生から1年を前に、同小近くの県立鎌ケ谷西高校の生徒ら約10人が13日、東武野田線六実駅前であいさつ運動を行い、駅利用者らへ声を掛けて安全確認。同小児童が使う通学路でパトロール活動も行った。
同高によると、有志生徒が昨年11月、地域住民で構成する「六実っ子安全安心見守り隊」に参加。登下校時に隊員証を首から下げて、地域の児童らを見守ってきた。
事件発生から1年が近づく中、生徒らは初めて同駅前に立ち、駅利用者らに「おはようございます」と元気よくあいさつ。犯罪を起こさせない明るい雰囲気づくりに努めた。通学路のパトロールも行い、人目につかない場所などを一つ一つチェックした。
同高1年の水留晴香さん(16)は「高校生も地域活動に参加し、みんなで児童を見守っていきたい」と意欲を示した。