松戸市  危険なブロック塀撤去に補助金

松戸市     松戸市 危険なブロック塀撤去に補助金

 

大阪府北部地震でブロック塀が倒壊し通学中の女子児童が死亡した事故を受け、松戸市は道路に面した危険なブロック塀の撤去費用を補助する制度を始めています。

補助は松戸市内の道路に面したブロック塀のうち地震による倒壊で市民の生命や通行を害する恐れがあると市が認めたものが対象で、ブロック塀の所有者に撤去費用の一部が補助されます。補助額はブロック塀1メートル当たり1万5000円で、1件あたりの補助額の上限は総額20万円となっています。ただ、通学路に面していたり、幼稚園や保育園などのブロック塀については、撤去を促進するため補助額の総額の上限を時限措置で来年度末まで撤廃します。

補助制度の申請の受付は30日から市役所で始まりました。松戸市によりますと、これまでに市内45の小学校の通学路を点検した結果、通学路に面した住宅などのブロック塀608か所にひび割れや破損などが確認されています。

一方、流山市も市内全ての小学校の通学路に面したブロック塀のうち、市が危険と判断したブロック塀に対し撤去費用の2分の1を上限10万円以内で補助すると発表しました。市はこのための費用約200万円を計上した補正予算案を9月議会に上程し、補助の申請受付を10月から始める方針です。